スポットバイトのみで生活したら、
人間関係とか残業とか心配なくて楽なんだろうな〜
医師の皆さんの中には、このように考える方もいることでしょう。また医学生の方で、将来的にこんな働き方を夢見ている人もいるかもしれません。
筆者もブラック常態化した常勤医については思うところがあり、初期研修すら苦しくてなんとか終わらせた身ですから、上記のように考えていました。
そしてこの度、いろいろと事情があり、とうとう上記のようにスポットバイトのみで生活する機会がやってきました。
この記事では、筆者が実際にスポットバイト生活をしてみてどうだったかを赤裸々に紹介します。
結論:スポットバイト医師は給料・ストレスどちらも高い!
結論から言うと、給料とストレスどちらも高い状況でした。
というのも、専門医資格なし初期研修修了したてのわたしが気軽にできるスポットバイトと言えば、ワクチン接種や健診、自由診療などでした。
関東圏内とはいえ時給10000円超えるでしょ、と楽観的に求人検索していると・・・
時給換算で7000円、8000円の案件もごろごろあり、12000円〜の高時給の案件は掲載後20分で充足という状況でした。
一昔前と、だいぶ異なる状況ですね。。。
ですから、わたしは下記の複数サイトに登録してメールでリマインドをしてもらうようにしていました。
特に民間医局は、医師賠償責任保険に入れるのでバイト医師にはほぼ登録必須と言えるでしょう。
他の方法でこの保険に入ろうとすると、日本医師会への入会が必要になってくるので市の医師会、県の医師会、日本医師会・・・とすべての入会が必要になってきます。
わたしは居住地と勤務地の市が異なったため、入会できませんでした・・・・。詳細はまた。
メリット:給料を絞って検索し、時給2.5万円の案件をゲット!
ちょうど秋のワクチンシーズンだったこともあり、私のスポットバイト生活はまあまあ収穫がある方だったのではないか、と今では思います。
強気に時給2万円以上で絞って検索をかけ、自宅から行ける範囲内のものを探しました。
実際、時給2.5万円のインフルワクチン案件に運よく通ることができ、午前中のみでしたが結構稼ぐことができました。
それが複数日続いた時は、「あれ、このままスポットバイト医として生活できるんじゃない?」とニヤニヤしていました。笑
これまでの常勤勤務と同じかそれ以上の金額を午前中だけで稼ぎ、午後はもちろんフリー。
交通費も出ているから近くのカフェに入ってみたり、寄り道しながら帰ったりと楽しい1日を過ごし感激しました。
デメリットは探し続ける必要があること、初めましての環境ばかりなこと
仕事がサクサク見つかれば良いですが、スポットバイトもそう簡単に好条件が見つかり続けるわけではありません。
あとは毎回「初めまして」からのオリエンテーション、トイレの場所を覚えて・・・という1日が続くのが、地味にストレスでした。
人見知りな医師にとっては(わたしもですが)だんだんと苦痛になってきました。
おまけに方向音痴なもので、毎回知らない土地の知らない建物まで辿り着かなければなりません。遅刻はバイト医の御法度ですので、迷うともう本当にピンチ。
必死に走って時間ギリギリに到着したこともありました・・・汗
まとめ:スポットバイト医は、スポットだから良い!
文字遊びのようなまとめですが、スポットバイトとは、たまに空いた時間に入れるからこそ楽しいんだと思い知りました。
常勤先、もしくは定期非常勤でもいいので普段の居場所を確保した上で、たまにイレギュラーな休みができた時や、どうしても疲弊して別の勤務を「お試し」したい時にはスポットバイトはとても心強い選択肢になると思います。
顔見知りが職場にいる、これは普段意識していなかっただけで本来とても大切なのかもしれませんね。
皆さんはスポットバイト医、試してみたくなりましたか?
長い医師人生、なかなかない経験として1度はやってみても良いかもしれませんね!
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