もう激務すぎて辛くなってきた。
医師を辞めてしまおうかな‥‥
この記事にたどり着いたあなたは、このように悩んでいるかもしれません。医師は普段の業務ですら相当頭と体を酷使しているのに、
- (緊急度合いに関わらず)鳴り止まないピッチ
- 日常業務の合間にこなさなければならない雑用
- 上司からのパワハラ
- 自己研鑽という名の残業、期待できないどころかむしろ改悪でしかない「働き方改革」‥‥
中にはもう心身が限界に近く、医師(勤務医)を辞めてしまおうかなと考える方もいるかもしれません。もし限界に近い自覚がある場合は、昨今の悲しい出来事もありますから、まずは自分の心身を休めてください。
大事な決断をするのも体力や気力が必要です。一旦仕事量を減らすか、思い切って休職して、自分の人生を見つめ直すための体力を回復させてください。自分では勇気がなくてとても動けないという方は、退職代行を使うのも手です。
あまり実感がないかもしれませんが、いろいろ言われるかもしれませんが、結局は医師も労働者です。人間ですから疲れれば目が霞むし、体力も有限だし、心が壊れると治癒には相当の時間がかかります。昔ながらの医師に対する綺麗事はさておき、あなたを一人の人間として心配している家族や友人がきっといます。ネット越しですが、私もその一人です。
ここからは、医師として働くことに対して疲れを感じた時にできる様々なことを紹介します。
病院勤務医以外の働き方を考える
実際、医師免許を持っていれば、病院勤務医以外にも働き方はいろいろあります。例えを挙げるとこんな感じです。
- 老健や保健所所属の管理医師となる
- 産業医、社医として一般企業の一員として働く
- 医療系記事のライターとしてネット記事を執筆したり監修したりする
- 食品会社や製薬会社所属の医師として医学的なアドバイスをする
ざっと思いつくだけでも、これまでの経験を活かせそうな医師免許の使い方がこれだけあります。この辺でしたら、完全未経験で別業種にチャレンジするよりはよっぽど現実的で、比較的リスクも少なそうですよね。
現在の職場での勤務条件を見直す
慣れ親しんだ職場の事務の方になら、勤務条件の交渉や業務負担の軽減について相談しやすいといった場合もあるでしょう。
女性医師の場合は、結婚に関わる休暇を取ったり、妊娠することで勤務条件を変えたりできることがあります。これは研修医でも同じです。病院にそういった制度があるかどうかはインターネットで検索し出てくることもあれば、勤務条件を直接事務と交渉する必要のある場合もあります。勤務先病院の大元のグループで取り決めがある場合は、それを元に交渉しても良いかもしれません。
友人のある男性医師はバリバリ多忙な外科系医師でしたが、これまで男性医師が一度も取得したことのない育休を交渉の末1ヶ月間取得しておりました。本来の労働者は法律的に当然育休を取得‥という話はさておき、若手医師が果敢にそうした波を作っていくことで、医療業界もほんの少しずつ変わっていくのかもしれませんね。
皺寄せがどこかに寄るのは仕方ないとして、そういった人数不足を調整するのは本来経営者側の責任です。現場の当事者たちは、迷惑だと怒ったり足を引っ張り合ったりするのではなく、協力して良い職場環境にしていきたいものですね‥‥こんな話は、医療界にはまだまだ理想論すぎますかね。
病院勤務を、別の職場で続ける
勤務医を続けたいけれど、今の勤務先はどうしても激務で、人間関係でも嫌なことがあって‥という方は、思い切って転職を検討してみてはいかがでしょうか。勤務医を続けるにしても、職場環境を変えることでこれまでより生き生きと働けるのであれば、勇気を出して行動を起こす価値があると思いませんか?
よく言われますが、転職自体は多少のリスクがあるにせよ、転職活動はノーリスク、ハイリターンです。今はネットで簡単に転職活動ができる良い時代になりました。
別に、転職活動をしたからといって必ずしも今すぐ転職しなければならないわけではありません。当サイトでもお勧めしているe-doctorや、民間医局などの優良転職サイトに登録して、情報をもらいつつ転職についての知識を深めて準備が整ってからでも良いのです。
自分から言わなければ勤務先に転職活動や転職候補先が伝わることはありませんし、転職サイトに登録すれば自分に専属コンサルタントがついて様々なアドバイスがもらえますが、医師側にかかる費用は無料です。
別の記事では多忙な医師におすすめする転職サイトについても記載しています。ぜひ見てみて下さいね。
まとめ
医師として働くことに疲れてきた‥それは、現在の勤務先の条件を変えればもしかしたら解決するかもしれません。もちろん心身の限界であるならば今すぐにでも医師という職業から離れて身を守るべきですが、職場環境を変えることも一つの可能性として考えてみても良いでしょう。
医師人生ひいては自分の人生を、より満足度の高いものにしてみませんか?
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